20キロの荷物ってどのくらい?サイズと量のイメージを解説
「荷物20キロ」って聞いても、すぐにピンとこない方も多いかもしれませんね。
旅行や引っ越しの準備をするとき、「これって入るの?」「持って行って大丈夫?」と不安になる場面、ありますよね。
スーツケースなら何リットルが目安?
スーツケースの容量と荷物の重さは、意外と直結しません。ですが目安としては、60〜80リットルのスーツケースで20キロ前後の荷物が入ることが多いです。
- 60L:機内持ち込み不可。1週間前後の旅行向け
- 70〜80L:10日〜2週間程度の中〜長期旅行向け
素材やスーツケース自体の重さによっても差が出ますが、「少し余裕がある大きさ」を選ぶのがおすすめです。ギュウギュウに詰めると重さ以上に運ぶのが大変になります。
段ボールだとどのサイズ?引っ越し用との比較
段ボールで20キロを詰めるとなると、100サイズ〜120サイズあたりが目安です。具体的には、郵便局の100サイズ(縦+横+高さ=100cm)で、衣類や書類などの軽めの荷物なら20kgを超えることは少ないですが、本や缶詰など重いものを詰めるとすぐ20kgを超えてしまいます。
引っ越し業者の梱包材を参考にすると…
- Sサイズ段ボール:20キロまでは難しい(10キロ程度が限界)
- Mサイズ:15〜20キロ程度
- Lサイズ:20キロ以上入るが、持ち運びが大変になることも
中身によっては、段ボールよりスーツケースのほうが持ち運びやすいですよ。
20kgの荷物はどれだけ入る?衣類や日用品の実例
実際に20キロの荷物にはどれくらい入るのか、イメージしやすいように一例を挙げます。
海外旅行5泊6日分の荷物(冬の場合)
- セーター ×3
- パンツ ×2
- インナー ×5
- コート ×1
- 化粧ポーチ、洗面道具、ヘアアイロン
- ガイドブックや充電器などの小物類
- お土産少々
これだけで、軽く15〜18キロはいきます。お土産を追加すると一気に20キロを超えることも。特に冬場の衣類はかさばるので注意が必要です。
海外旅行・国内旅行での20キロの使い分け方
国内旅行では、20キロを使い切ることは少なめかもしれません。電車や新幹線での移動を考えると、15キロ以内が現実的に運びやすい重さです。
一方、海外旅行では20キロぎりぎりまで詰める方も多いです。特に長期滞在やお土産をたくさん買う予定がある場合は、最初から「帰りは重くなる」と見越してスーツケースを選ぶと◎。
女性でも運べる?20キロの重さと持ち運びやすさ
「20キロって実際どうなの?」と思ったとき、気になるのはやっぱり“持ち運びのしやすさ”ですよね。とくに女性や力に自信のない方にとっては、移動中の負担が大きな問題になりがち。
ここでは、リュック・スーツケースなどの運搬方法や、公共交通機関を使うときの注意点などをまとめました。「重たいけどどうにかなる」と思えるよう、コツと工夫もご紹介します。
女性・子ども・高齢者が運ぶ場合の現実的な重さ感覚
まず20キロという重さ、数字だけでは分かりづらいかもしれませんが、お米20キロを持ち上げたことがある方ならその大変さを実感しているはずです。
負担の目安
- 成人女性の平均筋力では、20kgは“持ち上げるだけで精一杯”という人も多い
- 特に段差のある場所や階段では、片手で持ち続けるのはほぼ不可能
- 子どもや高齢者にとっては、腰を痛める原因にもなりかねません
とはいえ、持ち方や道具を工夫すれば女性一人でもしっかり運ぶことができます。コツは「持つ」のではなく「転がす」ことです。
リュック・スーツケース・手持ちバッグの違い
20キロを運ぶなら、どのタイプのバッグがラクかも気になりますよね。それぞれの特徴を比較してみましょう。
バッグタイプ | 特徴 | 向いているシーン |
---|---|---|
リュック | 両手が空くが、20kgだと肩や腰に負担大 | 山登り・徒歩が長い移動 |
スーツケース | キャスター付きで転がせる。安定性◎ | 空港・舗装された道 |
手持ちバッグ | 小回りが利くが、20kgは現実的でない | 超短距離のみ or 分割用 |
結論としては、20kgの荷物を運ぶならスーツケース一択です。キャスターの性能が高いものを選べば、力に自信がなくても驚くほどスムーズに移動できます。
電車やバス移動で気をつけたいポイント
公共交通機関を使うなら、重たい荷物には特有の注意点があります。
- 通勤・通学ラッシュを避ける時間帯を選ぶ
- 電車では座席の端や荷物置きスペースを狙う
- バスではドア付近に立ち止まらないようにする
また、混雑している時間帯に20キロのスーツケースを持ち込むと、他の乗客の迷惑になってしまう可能性も。あらかじめ「邪魔にならない動線」を意識しておくと安心です。
キャリーやカートの活用でラクに運ぶコツ
スーツケース以外にも、重い荷物を“軽く感じさせてくれる”道具があります。
おすすめツール
- 折りたたみ式のキャリーカート:段ボールや紙袋を乗せても安定
- 2輪・4輪のハイブリッドキャリー:ガタガタ道でも押しやすい
- エレベーター情報アプリ:階段しかない場所を避けられる
これらを活用することで、20キロの荷物も驚くほど楽に運べます。「頑張らなくていい環境を整えること」も、上手な荷物運びの第一歩ですよ。
飛行機で預けるなら?20キロの手荷物ルールまとめ
旅行や出張で飛行機を利用する際、「この荷物、ちゃんと預けられるかな?」と不安になることはありませんか? 特にLCC(格安航空)を使うときは、受託手荷物の制限が厳しいこともあり、ちょっとした油断で超過料金が発生してしまうことも…。
ここでは、各航空会社の荷物ルールや注意点、追加料金を避けるためのコツをわかりやすくまとめました。出発前にぜひチェックしてみてくださいね。
航空会社ごとの受託手荷物の重量制限比較(LCC含む)
航空会社別受託手荷物ルール
航空会社 | 無料受託手荷物の重量 | 備考 |
---|---|---|
JAL・ANA(国内線) | 20kgまで無料(普通席) | 超えると1kg単位で追加料金 |
ピーチ・ジェットスター・スカイマークなど(LCC) | プランによる(5kg~20kg) | 安いプランは預け入れ荷物が含まれていないことも |
国際線(エコノミー) | 20~23kg × 1~2個 | 航空会社と渡航先によって異なる |
※LCCでは「預け荷物なしプラン」が主流なので、予約時にオプション追加を忘れずに!
スーツケースの本体重量にも注意しよう
意外と盲点なのが「スーツケースそのものの重さ」です。
- 軽量タイプ:3〜4kg
- 頑丈タイプ(アルミ製など):5〜6kg以上も
つまり、20キロに収めるつもりでも、スーツケースの重さだけで5キロ使ってしまうこともあるんです。これでは中身が15キロまでしか入れられませんよね。
出発前にスーツケースを空で一度計っておくと安心です。
超過料金を防ぐためのチェックポイント
チェックポイント
- 自宅でデジタルスケール(ラゲッジスケール)を使って確認
- 空港で再調整できるように、小分けポーチで整理
- お土産を増やす予定があるなら、余裕をもたせて15〜18キロで出発
そして何より、チェックイン前に重量を確認する習慣が大切。混雑時には再調整の時間すら取れないこともありますから、事前準備が命です。
重量オーバー時の対策と応急処置
どうしても荷物が増えてしまったら…?
- 機内持ち込みに一部を移す(重量制限に注意)
- 着替えや上着は“着る”ことで重さを逃がす
- 空港内で折りたたみバッグを購入して荷物を分散
また、あらかじめ“折りたたみトート”を1つ入れておくと、いざという時に分けられて便利です。100均や無印良品などで軽量タイプが手に入りますよ。
荷物をスリム化!20キロに収めるパッキング術
「詰めているうちに、気づいたらオーバー…」という経験、ありませんか?
特に女性の場合は、洋服やコスメ、ヘアアイロンなど「必要だけどかさばる」アイテムが多くなりがち。ですが、ちょっとしたコツを意識するだけで、見た目も中身もスッキリと、20キロ以内にまとめることができます。
ここでは、荷物を無理なく詰めるためのパッキングテクニックをお伝えします。
衣類をコンパクトにまとめる3つのコツ
衣類をまとめるコツ
- 丸める(ロール式)
→空気が入りにくくなり、シワも防止。旅行者の定番です。 - 重ねてたたむ(重ね折り)
→生地が薄いものを重ねて折ることで、コンパクトかつ整理しやすくなります。 - 1日分ごとにセットでまとめる
→「下着・インナー・トップス・ボトム」を1日分としてパッキングすれば、旅先でも探しやすくなります。
特に冬物は場所を取るので、あらかじめ「厚手のものは1〜2枚に抑える」意識が大切です。
隙間を活用する収納アイデア
スーツケースの中に「もったいない隙間」が残っていませんか?ちょっとした空間も有効活用しましょう。
- 靴の中に靴下や充電器を入れる
- ヘアアイロンのケースを薄手の服でくるむ
- 内ポケットに薄い書類や絆創膏などを収納
“埋める”よりも“流し込む”感覚で、ふわっとした隙間を埋めていくとバランスよく詰められますよ。
圧縮袋・ポーチの使い方と効果的な分類方法
圧縮袋の使い方にもコツがあります
- 衣類や下着は圧縮袋に入れて空気を抜く
- 化粧品はポーチに種類別で分けて収納(液体は漏れ防止も意識)
- ガジェット類(充電器・変換プラグなど)はひとまとめにして出しやすく
「カテゴリ別にポーチを使い分ける」と、取り出しやすさもUP。旅先でゴソゴソ探すストレスがなくなります。
パッキングで軽く見せるコツと見た目対策
見た目で得するコツ
- パンパンに膨らませない(少し余裕のある見た目に)
- ゴツいロックや装飾を避ける(本体重量を抑える)
- 取っ手まわりに小物を吊るさない(見た目にごちゃつきが出やすい)
重量の調整ができていても、見た目が重そうだと目をつけられて再計量されることも。スマートな見た目は、ストレス回避にもつながります。
そもそも20キロってどのくらいの重さ?日常アイテムと比較
「20キロ」と言われても、数字だけではなかなかピンと来ないですよね。
そこで、身近なものと比べて、20キロという重さがどのくらいの負担になるのかをイメージしやすくしてみました。
お米20キロや2Lペットボトル10本と同じくらい?
まず最もわかりやすい例が「お米」です。お米の20キロ袋を持ったことがある方なら、あのズッシリ感がすぐに思い出せるのではないでしょうか?
また、2リットルのペットボトル(=2キロ)を10本持つと、まさに20キロ。実際にこれを両手で持ち運ぶのはかなり大変。片手ではまず無理、両手でも5分持っていれば腕がプルプルしてきます。
成人が持ち上げるとどのくらいの負担?
一般的に、成人女性が安全に持ち上げられる荷物の目安は10〜15キロ程度といわれています。20キロになると、
「持ち上げられるけど長時間は無理」「腰にくる」と感じる方がほとんど。
男性でも、階段や長距離の移動を伴うと20キロはそれなりに堪えます。つまり、持てるかどうかではなく、どう運ぶかが大事なんです。
子ども・高齢者が運ぶときの注意点
年齢別で考える注意点
- 子どもが持つ場合 → 必ず大人が補助するか、分割して運ばせる
- 高齢者が扱う場合 → キャリーカートや押し車タイプの台車が安心
「ちょっとだから大丈夫」と思っても、無理をさせないようにしましょう。
20キロを実際に持った人のリアルな声(口コミ例)
リアルな口コミ①(30代女性)
リアルな口コミ②(40代男性)
リアルな口コミ③(20代女性)
こういったリアルな声からもわかるように、20キロは「手ごわいけど、工夫すればなんとかなる」重さなんです。
20キロ以内に収めたい!荷物を減らす断捨離のコツ
「20キロ以内におさえたいのに、なぜかいつもオーバーしてしまう…」そんなときは、“持っていく前提”を見直してみるのが効果的。実は、“なくても何とかなるもの”って意外と多いんです。
持っていかなくていいものリスト
- ホテルにあるもの → ドライヤー、タオル、シャンプー類
- 買えるもの → 歯ブラシ、洗剤、スリッパ、日焼け止め
- 重複してるもの → 服・充電ケーブル・メイク道具など
特に「とりあえず持って行こう」は危険。“使う予定が明確なものだけ”に絞るのがコツです。
旅先で代用できるアイテムの考え方
- ガイドブック → スマホのアプリやPDF版で軽量化
- 分厚い化粧ポーチ → 試供品やトラベルサイズに切り替え
- 上着 → 気候によっては現地調達でもOK(海外では安くてかわいい服も◎)
旅先で「これ、持ってくる必要なかったかも…」と感じた経験があるなら、それは次回から省いていいサインです。
ミニマルな旅行にするためのマインドと工夫
軽やかな旅のために
- 3日間なら着回せる服だけにする
- “念のため”をやめて“絶対使う”ものを優先
- 帰りの荷物が増えるなら、行きは軽く
“軽やかな旅”は気持ちも身軽にしてくれますよ。
読者の疑問に答えるQ&A|荷物20キロにまつわる素朴なギモン
スーツケースに鍵をかけても大丈夫?
はい、大丈夫です。ただし海外旅行の場合は「TSAロック」対応の鍵を選びましょう。アメリカなどでは、セキュリティチェックの際にスーツケースを開けられることがあり、TSA非対応の鍵だと壊されてしまうことも。
モバイルバッテリーは預けてもOK?
いいえ、モバイルバッテリーやリチウムイオン電池は必ず機内持ち込みにする必要があります。スーツケースの中に入れて預けてしまうと、セキュリティで引っかかる可能性があるので注意しましょう。
機内持ち込みと預け荷物、どちらが便利?
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- 機内持ち込み → スピーディに出られるけど、重量&サイズ制限が厳しい
- 預け荷物 → 重くてもOKだけど、受け取りや追加料金のリスクあり
移動距離が長くて、重たい荷物になる場合は預けたほうが楽です。迷ったら、「行きは持ち込み、帰りは預け」もひとつの選択です。
まとめ|20キロの荷物を賢く運ぶために知っておきたいこと
この記事のまとめ
- スーツケースなら60〜80L前後が目安
- 女性でもカートやパッキング術で楽に運べる
- 飛行機の荷物制限には要注意
- 日常の感覚で考えると、意外とズッシリ
- “詰めすぎない勇気”も大切
「20キロ」を知っておくと、旅行の計画や買い物、引っ越しの準備などでも役立ちます。自分のライフスタイルに合わせて、無理なく・賢く・スマートに荷物と付き合っていきましょう。