スニーカーが最初きつい時の原因と対策

買ったばかりのスニーカーはなぜ痛いのでしょうか?
新品のスニーカーを履いたときに痛みを感じるのは、ごく自然なことなんです。というのも、買ったばかりのスニーカーはまだ素材が硬く、足の形に馴染んでいない状態だからです。特にレザー素材や厚手の合成素材などは、柔らかくなるまでに時間がかかります。
注意ポイント
こうした理由から、新しいスニーカーを履き慣らすには、少しずつ慣らしていくことが大切です。
スニーカーはどのくらい余裕が必要ですか?
スニーカーを選ぶ際は、つま先に1.0~1.5cmほどの余裕を持たせるのが理想です。
これは、足が前方にずれたときに衝撃を吸収できるスペースを確保するためでもあります。
フィット感チェック方法
ぴったりすぎるスニーカーはNG?
スニーカーは「ぴったりすぎる」と逆に足を痛めてしまう可能性が高いです。
靴の中で足が少しだけ動ける余裕がないと、歩くたびに圧迫や摩擦が生じ、靴ずれやタコの原因になってしまいます。
理想のサイズは「足の実寸プラス1.0~1.5cm程度」。この範囲ならフィット感も損なわず、歩きやすさもキープできます。とくに長時間歩く予定がある日や、旅行用のスニーカーを選ぶ際には、少し余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。
馴染むまでの期間はどれくらい?
新品のスニーカーが足に馴染むまでには、一般的に1~2週間ほどかかるとされています。
その間に無理して長時間履いてしまうと、足にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。
履き始めは短時間だけ使い、徐々に使用時間を延ばしていく「履き慣らし」を意識すると良いですよ。たとえば、最初の数日は30分〜1時間程度、慣れてきたら通勤や買い物などへと段階を踏んでいきましょう。
スニーカーは何日休ませるべき?
同じスニーカーを毎日履くのは、実はあまりおすすめできません。
というのも、靴の中は汗や湿気がこもりやすく、それが靴の劣化やニオイの原因になるからです。
おすすめ対策
スニーカーが最初きつい時に試せる方法

靴を伸ばすきつい靴を伸ばす方法を解説
お手軽な方法
また、ビニール袋に水を入れて靴の中に入れ、それを冷凍庫で凍らせる「冷凍法」もあります。
氷が膨張することで靴が広がる仕組みですが、素材によっては傷む可能性もあるので要注意です。
新聞紙を濡らして詰め込む方法もありますが、これも素材による影響を考慮しながら試しましょう。
シューストレッチャーを使うのは効果的?
「足の幅が広い」「甲が高い」といった悩みを抱えている方には、シューストレッチャー(靴伸ばし器具)の使用も効果的です。
特に、足全体がしっかりしている人には全体的に広げられるので便利。
ポイント
靴の状態に合わせて、適切なアイテムを選びましょう。
つま先がきつい&かかとがゆるい時の対策
足の前後バランスが合っていないと、つま先が圧迫され、かかとは浮いてしまうことがあります。
そんなときは、かかと部分にインソールやジェルクッションを入れることで、全体のフィット感を調整できます。
また、靴ひもの結び方にも工夫を加えると効果的です。
「ヒールロック」や「ランナーズループ」と呼ばれる結び方を使うと、かかとをしっかりホールドでき、つま先への圧迫も軽減されますよ。
横幅のきついスニーカーを楽にする方法
ポイント
たとえば、レザーや一部の合成素材の靴であれば、シューストレッチャーを使って横幅を少しずつ広げることが可能です。
靴用の柔軟剤スプレーを吹きかけてから履いたり、インソールを外してスペースを確保したりするのも一つの手。
市販のジェルパッドなどを併用すると、履き心地がグッと良くなることもあります。
小さいサイズ買ってしまった時の選択肢
「ちょっと小さいけど可愛いから…」と買ってしまったスニーカー、実はかなり多いんです。
そんなときは、まず返品や交換が可能かどうかを確認しましょう。新品のままなら、店舗やオンラインショップで対応してもらえるケースが多いです。
代替案
それでもどうしても履きたい場合は、前述のストレッチ方法やインソール調整を試して、少しでも快適に履けるよう工夫してみてください。