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衣がつかないのはなぜ?なす天ぷらをサクサクに揚げるコツとは

なすの天ぷらで衣がうまくつかず、はがれてしまう様子のイメージ画像

なすの天ぷらで衣がはがれる原因とは?よくある失敗の理由

なすの水分が多すぎて衣がつかない

なすは水分をたっぷり含んだ野菜なので、そのまま衣をつけて揚げると、水分が邪魔をして衣がうまく密着しないことがあります。

特に切った直後は断面から水分がどんどん出てくるため、そのままでは「衣が滑ってはがれる」状態になりがちです。揚げたあとに衣が浮いてしまう…そんなお悩みは、水分の取り方がポイントかもしれませんね。

ワンポイント

夏場に出回る新鮮ななすは特に水分が多く、衣が滑りやすくなります。

切り方によって衣が密着しにくくなる

なすの切り方も、実は衣のつきやすさに関係しています。

皮を多く残した切り方や、表面がツルツルした切り方では、衣がはがれやすくなることがあります。断面に凹凸が少ないと、衣がしっかりくっつくための「引っかかり」ができないんですね。

アドバイス

少しだけ包丁で隠し包丁を入れると、衣がつきやすくなります。

揚げ油の温度が低すぎたり高すぎたりする

揚げ油の温度も衣の仕上がりに大きく影響します。

温度が低すぎると衣が油を吸ってベチャッとしやすく、高すぎると一気に固まり、なすに密着する前にはがれてしまうことも。

目安は170〜180℃。この温度をキープすることで、衣がふんわりと揚がります。

豆知識

家庭用フライパンでは温度が不安定になりやすいため、少量ずつ揚げるのがおすすめです。

衣がはがれない!なすの下ごしらえ・準備のコツ

 なすの下ごしらえを丁寧に行っている調理の様子

キッチンペーパーでなすの水気をしっかり拭く

なすを切ったあとは、まずキッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取りましょう。

できれば数分おいてなすをなじませてから、もう一度拭くとより効果的です。

ひと手間が大切

塩水にさらしてアク抜きをすると、なすの色もきれいに仕上がります。

衣がつきやすいように切り方を工夫する

皮を格子状に薄く切り込みを入れる「隠し包丁」や斜め切りで衣が付きやすくなります。

見た目も美しくなるので、盛り付けたときの印象もぐっと良くなります。

薄力粉をまぶす「打ち粉」で衣の密着力を高める

薄力粉の「打ち粉」は、衣と素材の接着剤のような役割をします。

粉は軽くまぶす程度でOK。つけすぎるとダマになってしまうので、ふんわりと仕上げましょう。

カリッと食感に

カリッと仕上げたいときは、片栗粉を使うのもおすすめです。

サクッとカリッと!なすの天ぷらを上手に揚げるコツ

油の温度を確認しながら、サクサクに仕上がったなすの天ぷらを揚げる様子

油の温度は170〜180℃をキープする

おいしい天ぷらに欠かせないのが、油の温度管理です。

衣の一滴を落として「シュワッ」と音がするのが適温のサインです。

プロの工夫

冷水や氷を使って衣を混ぜるとサクサク感がアップします。

衣は揚げる直前にまぶしてサクサク感を演出

衣は作り置きせず、揚げる直前になすにまぶすのがコツです。

グルテンを出さないように、さっくりと混ぜるのがポイントです。

一度にたくさん揚げないで油の温度を保つ

なすを一気に揚げると油温が下がり、衣がベタつく原因に。

おすすめテクニック

揚げたなすはバットに立てかけると蒸気が逃げてサクサク感が長持ちします。

まとめ|ひと手間で失敗しない!なす天ぷらをもっと美味しく

ポイントまとめ

水気の拭き取り・切り方の工夫・打ち粉・油温管理など、どれも簡単な工夫で美味しさアップ!

ぜひ今回ご紹介したポイントを取り入れて、揚げたてのなす天ぷらを味わってみてください。
食卓に並べた瞬間、「わあ、美味しそう!」と家族の笑顔が広がること間違いなしです。

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なすの天ぷらがうまく揚がらない原因を解説!衣をはがれにくくする下処理と揚げ方のコツを紹介。